新しい年を迎えて
校長 岩井 克昭
新年あけまして、おめでとうございます。
各ご家庭では、清々しい気持ちで新年を迎えられたことと存じます。この一年が子どもたちをはじめ、保護者の皆さま、地域の皆さまにとりまして、すばらしい年になりますよう心からお祈り申し上げます。また昨年は、いろいろなところで本校の教育にお力添えをいただきましたことに深く感謝を申し上げます。
新しい年を迎えると、子どものころのことが頭に浮かんできます。当時住んでいた家の近くの空き地で、夢中になって凧揚げを楽しんだこと。雪の降った日に、竹馬で近くの畑に出かけ、降り積もった雪の中に頭から突っ込んでしまったこと。様々なことが蘇ってきます。
私は中学校3年生の時に、将来は演奏家になりたいと思いました。中学校1年生から吹奏楽部でトランペットを吹いていましたが、大して上手でもないのに、夢だけは大きくもちました。今だったら「何と無謀なこと」と考えるに違いありません。実際には高校に入ってから本格的に音楽の勉強を始めましたが、現実は決して甘いものではありませんでした。音楽を表現する楽しさを味わうどころか、息苦しいような強烈なプレッシャーの中での生活でした。何をやってもうまくいかず、将来の見通しが全くもてずにいました。しかし、挫折を経て、運の良さも幸いし、何とか希望していた音楽の道に進み、それなりの充実感をもつことができました。
その頃、このように思いました。「努力の成果はすぐに現れる時と、現れるまで時間のかかる時がある。しかし、努力した結果は必ず結果として表れる。」
「一年の計は元旦にあり」といいます。子どもたちは、今どんな夢や希望を心に描き、どんな抱負をもったのでしょうか。将来を見据えた大きな夢を思い描く子もいるでしょう。目の前の乗り越えたい課題をイメージしている子もいると思います。いずれにしても、夢や希望を実現するために、自分にできる努力をすることが大切ですし、努力を重ねることが、自分に大きな力を与えてくれるでしょう。
学校では子どもたちが心に描く「将来の夢」を大切にしながら、夢の実現の基礎となる学力の定着を図りたいと考えています。様々な知識を獲得することをはじめ、思考力、判断力、表現力を身に付けることが重要です。そのことが、未来を生き抜く原動力になることでしょう。そのために、今年も子どもたちが学ぶ喜びを感じることができる授業を追究していきたいと考えています。また、道徳の授業を中心として、協力する心や思いやりの心、美しさを感じ取る心、我慢する力などの豊かな心の育成に努めます。
本校の子どもたちが、夢を抱き、自らを高める努力を続けながら、知・徳・体のバランスのとれた人間として成長していけるよう、教職員一同、力を尽くして参ります。